令和6年1月1日に発生しました能登半島地震で、お亡くなりになられた方に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
現在のところ、被害状況等の把握も困難を極める状況であるとされておりますが、当法人としましては、被災地の一日も早い、復旧、復興を願いながら、関係団体等と連携し、できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。
さて、昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行がなされたものの、通所サービスにおいては、利用控えが残るなど影響が生じたところですが、基本的感染対策の徹底等により、徐々にではありますが、コロナ禍前の日常に戻りつつあります、この間、ご利用者、ご家族の皆様には、ご不便等をお掛けしましたが、ご理解、ご協力をいただき心から感謝申し上げます。
また、法人運営を取り巻く状況は、コロナ禍に加え、介護人材の不足や物価高騰等大変厳しい一年となりました。
そのような中、今年は、法人の基本理念である「私たちは、すべての人の笑顔のあるくらしを支え、健やかで安心できる地域づくりに貢献します」を踏まえ、第6次となる新たな経営計画を策定し、デイサービスの統廃合を含めた抜本的な見直しや、新規事業としての障がい児支援やショートステイサービス、さらには、法人独自の「人材育成プラン」に基づく人材の育成、確保等の改革プログラムを実施するとともに、地域貢献として、住民の皆様を対象とした「認知症予防」や「お口の健康づくり」など、健やかな地域づくりのための取組みを、地元自治会等の関係団体・機関、行政等と連携し、拡充することとしています。
このような取組みを、法人・職員一丸となり、着実に進めることで、社会情勢や経営環境等が大きく変化する中、目標である「持続的に発展する法人づくり」に取り組んでまいりたいと考えております。
つきましては、ご利用者、ご家族及び地域の皆様、そして職員の皆様におかれましては、これまでと同様に、ご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
今年が、皆様にとりまして、健やかな一年であることを、心より祈念いたまして、年頭の挨拶とさせていただきます。
社会福祉法人
熊本市社会福祉事業団
理事長 田端 髙志