人材育成プランについて

2023年10月4日策定

策定の経緯・目的

当法人ではこれまで、第5次中期経営計画(2019年度~2023年度)の中で掲げた「人材の確保と育成に関する方針」を達成するために、令和1年9月に職員の行動指針を示す「私たちの心がけ5ヵ条」を定め、この指針に基づいて、職員の育成、サービスの向上などに努めてきました。

人材の確保にあたり、奨学金制度等を新設するとともに、学校との信頼関係づくりを強化し、介護福祉士養成専門学校や高校への求人活動を行っているところです。
しかしながら、生産年齢人口の減少、新型コロナや自然災害の発生、加えて物価高騰や制度改正など法人を取り巻く社会

環境の変化は著しく、これらの環境変化に対応できる人材の確保・育成が急務です。
そのため、人材の確保・育成を円滑に進めるために、当法人が求める人材像を明らかにするとともに、人材の確保・育成の方策を明らかにした人材育成プラン(以下「プラン」という)を策定しました。

このプランでは「経営環境の変化に適切に対応し、法人の理念に沿って、自己の能力を高めるとともに、質の高いサービスの提供と強固な経営基盤の確立に取り組む職員を育成すること」を目的とします。

策定の基本的な考え方

法人を取り巻く環境と現状と課題を踏まえ、持続的に発展し、信頼される法人となるため4つの重点事項に取り組む。

  • 1

    法人が求める職員像の明確化

    法人が示す『私たちの心がけ5カ条』の実践の先に、どういう職員になってほしいと考えているかを明確にします。それは、職員が今の自分を振り返り、次に進む目標など自己研さんを重ねる指標となります。

  • 2

    採用から育成まで、人を育てる仕組みを見える化

    これまでの制度や仕組みなど関係性が分かりにくかった部分や、足りなかった内容などを整理し、法人が職員を育てる仕組みをどのように考えているか分かりやすく体系化します。

  • 3

    資格取得や研修参加など自己啓発への積極的な取り組み

    業務の中での気付きを次につなげることで職員の成長(キャリア形成)は大きく変わります。
    法人(事業所)は、職場内外の研修(階層別研修や全体研修、専門研修等)の機会等を通して、資格取得を含め職員の自己研さんの意欲が高まるよう支援します。

  • 4

    人を育てる職場風土づくり

    職員間で情報が共有され、互いを尊重しながら意見を主張しあえる建設的な、風通しの良い、人を育てる職場風土づくりを進めます。そのために必要な支援や体制の整備等を行います。

求める職員像

『自ら考え行動する職員』

『自ら考え行動する職員』とは、法人の理念に基づき、利用者等のニーズや、社会環境等の変化(法制度の見直し、技術革新、物価高騰など)に対応し、職位や等級の役割と責任を果たすことができるよう、自らの考えで主体的に行動する職員のことです。
職員は、自ら考え行動する職員に成長できるよう、職員の行動指針である『私たちの心がけ5カ条』を実践します。

職員行動指針(私たちの心がけ5カ条)
  • 1

    「すべてはご利用者のために」から発想し、行動します

  • 2

    個の能力をみがきます

  • 3

    ものごとを前向きに考え、正しく行動します

  • 4

    経費最小、効果最大の経営感覚をみがきます

  • 5

    仲間と助け合い、励まし合う職場をつくります

職位・職務に求められる役割と責任

法人が組織として適切に運営されるようにするため、職員はその職位や等級に応じて、その役割と責任を果たせるよう自ら研さんに努めます。

キャリアプラン実現に向けた仕組み

(キャリアパス体系)

キャリアプランとは、仕事をするうえで将来的に自分がなりたい姿を実現するための計画のことです。法人は、法人や施設(事業所)が求める姿と職員が目指す働き方やなりたい姿を話し合い、実現できるよう支援します。

キャリアパス体系:一般職(3〜5年) | 指導・監督職(7年) | 管理職 (段階に応じて)
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